「簡単に稼げる」「自由な働き方ができる」といった言葉に惹かれて始める人が多いMLM(マルチ商法)。ですが、実際に始めた人の多くが「思ったほど稼げない」と悩み、最終的には辞めてしまうのが現実です。
なぜMLMは稼げないのか?その理由と構造を徹底的に解説し、実際の失敗談や対処法までわかりやすく紹介します。これから始めようと思っている人も、すでに関わったことがある人も、知っておくべきリアルな情報をお届けします。
- MLMとは?仕組みと目的をわかりやすく解説
- MLMが稼げないと言われる5つの理由
- 継続的な勧誘が必要で精神的に消耗する
- 商品の価格と価値のバランスが悪い
- 人間関係のトラブルが起きやすい
- インセンティブ構造が上位優遇で不公平
- 実際にMLMで稼いでいる人はどんな人?
- 勧誘スキルが高くSNS活用も巧みな人
- 初期から参加していた先行者
- 家族や友人を多く巻き込める人
- それでも辞めていく人が多い理由
- MLM経験者のリアルな声と失敗談
- 思ったより稼げない…月数千円の現実
- セミナーや勉強会で時間とお金を浪費
- 商品が売れない、買ってもらえない苦しさ
- 退会後の精神的ダメージと後悔
- MLMに関わる前に知っておきたい対処法と選択肢
- まとめ:MLMで失う前に、まず知ってほしい現実
MLMとは?仕組みと目的をわかりやすく解説
MLMの基本構造と報酬体系とは?
MLM(マルチレベルマーケティング)とは、日本語で「連鎖販売取引」と呼ばれるビジネスの仕組みです。簡単に言うと、商品やサービスを紹介・販売し、その売上や紹介によって報酬を得る仕組みです。販売者が新たな販売者を紹介し、紹介された人がまた別の人を紹介することで、紹介の「階層」ができていきます。
報酬は、自分が直接売った分だけでなく、自分の紹介者が売った分にも少しずつ入る仕組みです。つまり、下の階層が広がれば広がるほど「不労所得」のようにお金が入ってくる構造になっています。これが「ネットワークビジネス」とも呼ばれる理由です。
ですが、実際には「階層を広げ続けなければ稼げない」仕組みでもあり、自分の下に人がいないと収入はほとんど得られません。このため、報酬体系は理論上魅力的に見えても、現実には多くの人が思うように稼げないのです。
ネズミ講との違いは何?
MLMとよく混同されがちなのが「ネズミ講」です。どちらも人を紹介してお金が発生する仕組みですが、法的には明確に違いがあります。ネズミ講は「商品やサービスが存在せず、会員費だけで成り立つ」仕組みであり、日本では法律で完全に禁止されています。
一方、MLMは「商品やサービスの販売が伴う」ビジネスモデルです。つまり、モノやサービスの実体があることで、法律上は合法とされています。ただし、「実質的にネズミ講と変わらない」と言われるMLMも存在するため、判断には注意が必要です。
特に、「商品よりも人を集めることにフォーカスしている」「在庫を買わせるだけで消費されていない」といった場合、限りなくグレーなケースになります。
なぜMLMは「簡単に稼げる」と言われるのか
MLMでは「紹介するだけでお金が入る」「寝てても収入がある」といったフレーズがよく使われます。こういった言葉に惹かれて始める人が多いのですが、実際はそんなに甘くありません。
なぜ「簡単に稼げる」と言われるのかというと、勧誘をしやすくするためです。特に初心者には、「最初はちょっと頑張るだけ」「副業で月に数万円稼げる」とアピールされがちです。でも、それはあくまで理想論。現実には、稼ぐためには地道な活動と人脈、そしてある程度の営業力が必要です。
つまり、MLMを広げるための「誘い文句」として「簡単」という言葉が使われているだけなのです。
法律的に合法なMLMと違法なものの違い
MLMがすべて違法というわけではありませんが、法律に触れるかどうかのポイントはいくつかあります。たとえば、以下のような場合は違法となる可能性があります。
-
商品が実際には価値のないもの
-
勧誘時に虚偽の説明をしている
-
特定商取引法の表示義務を守っていない
-
クーリングオフ制度を案内していない
逆に、合法なMLM企業は、商品の品質や価格に見合った価値を提供し、契約や勧誘においても法に基づいた運営をしています。ですが、法的にギリギリなグレーゾーンで活動している企業も多く、一般人には見極めが難しいのが現実です。
MLM企業がよく使う勧誘トークの特徴
MLMを勧誘する人たちがよく使うセリフには、いくつかのパターンがあります。
-
「一緒に夢を叶えよう!」
-
「会社に縛られない自由な生き方ができる」
-
「初期投資は必要だけど、すぐに回収できるよ」
-
「誰でもできる簡単なビジネス」
-
「成功者がたくさんいる」
これらの言葉はとても魅力的に聞こえますが、冷静に考えることが大切です。特に「最初に商品を買うだけでOK」や「紹介するだけでお金が入る」といった言葉には注意が必要です。実際には、その後の継続的な活動がないと収入にはつながりませんし、逆にお金や人間関係を失うリスクもあるのです。
MLMが稼げないと言われる5つの理由
市場が飽和しやすく、新規参入が難しい
MLMの構造上、最初に始めた人が有利で、後から始めた人ほど稼ぎにくくなります。これは、どんなに商品が良くても、人を紹介していく構造が一定の人数を超えると広がりにくくなるからです。たとえば、あなたがMLMを始めたとき、既に多くの人がそのビジネスに関わっていれば、新しく紹介できる人が限られます。
特に日本のように人口が限られている市場では、「もう周りに紹介できる人がいない」という状況になりやすいです。このように、市場が飽和すればするほど、新規参入者のチャンスは激減します。結果として「始めたけど誰にも紹介できず、在庫だけ抱えた」というパターンが多くなるのです。
継続的な勧誘が必要で精神的に消耗する
MLMで収入を得るためには、単に商品を売るだけではなく、新しい人を継続的に勧誘し、グループ(ダウンライン)を広げていくことが必要です。つまり、自分の売上だけでなく、他人の売上を通じて報酬を得る仕組みであるため、自分の下に人を増やし続けないと収入は伸びません。
しかし、これが大きな精神的ストレスとなります。最初は友人や家族に声をかける人が多いのですが、断られることが続いたり、「またあの話か」と避けられたりすることで、人間関係にヒビが入ることも珍しくありません。「ビジネスのために人間関係を壊すのでは本末転倒だ」と気づく人も多いです。
また、勧誘に失敗したとき、自分を責めてしまうケースもあります。「自分には才能がないのか」「あの人は成功しているのに」と落ち込んでしまい、自己肯定感が下がる原因になることも。こうした継続的な勧誘によるプレッシャーは、思った以上に精神をすり減らします。
商品の価格と価値のバランスが悪い
MLMの商品は、一般的に市場価格よりも高く設定されていることが多いです。理由は、その価格に多層構造の報酬が含まれているためです。つまり、自分や上の人たちの報酬が商品価格に上乗せされているのです。
たとえば、ドラッグストアで2,000円で買える健康食品と似たようなものが、MLMでは6,000円やそれ以上で売られているケースも珍しくありません。もちろん、「成分が高品質」「独自開発」などの説明がされますが、消費者として冷静に比較すれば、コスパが悪いと感じることも多いです。
この価格と価値のギャップは、商品を売りにくくする原因になります。売れなければ収入にならず、結果的に自分で購入してポイント(売上)を稼ぐようになってしまう人もいます。そうなると、在庫が増えてお金が減るだけの「負のスパイラル」に陥ってしまうのです。
人間関係のトラブルが起きやすい
MLMを始めたことで、家族や友人、同僚との関係が悪くなる人は少なくありません。特に「ビジネス仲間」として人を巻き込むことで、対等な人間関係だったはずが「上と下」の関係になり、対立やトラブルに発展するケースがあります。
たとえば、「断ったのに何度も勧誘された」「買わされた商品に不満がある」などの理由で、信頼を失うこともあります。また、自分自身がMLMに熱中しすぎるあまり、他の価値観を否定するような発言をしてしまい、周囲から距離を置かれることも。
「成功するには付き合う人を変えろ」「夢を持たない人とは縁を切れ」といった極端な考えを教えられるMLMもあり、それに従って大切な人との関係を絶ってしまう人もいます。しかし、時間が経ってからそれを後悔するケースは非常に多いのです。
インセンティブ構造が上位優遇で不公平
MLMの報酬体系は「上位の人ほど得をする」構造になっています。これは、あなたが商品を売って得た報酬の一部が、あなたを紹介した人にも還元される仕組みだからです。つまり、どんなにあなたが頑張って売っても、その利益の一部は上の人に流れていくのです。
この構造の問題点は、上位に行くほど「自分が動かなくても収入が入ってくる」状態になる一方で、下位の人は「動き続けないと稼げない」状態から抜け出せないことです。努力の割に報酬が少なく、「上の人ばかり稼げる」と感じてやめていく人が多い理由です。
さらに、MLM企業の中には、「成功者だけを目立たせる」演出をしている場合もあります。豪華な生活をSNSでアピールしたり、高級車に乗る写真を見せたりすることで夢を売るのですが、その裏でほとんどの参加者が赤字というのが現実です。
実際にMLMで稼いでいる人はどんな人?
ごく一部の「トップ層」だけが利益を独占
MLMで大きく稼いでいる人は、全体のごく一部です。統計的に見ても、MLM参加者の90%以上は月1万円以下、もしくは赤字というデータもあります。一方でトップ層と呼ばれるごく少数の人たちは、月に何十万〜何百万円もの収入を得ています。
この「格差」は、MLMの構造そのものに原因があります。先に始めた人が有利で、後から入った人ほど損をしやすい仕組みなのです。つまり、努力ではなく「ポジション」が収入を左右するため、後から始めた人がトップに追いつくのは非常に難しいのです。
また、トップ層はSNSやセミナーで「成功者」として紹介されがちですが、その裏では多くの人がその人の収入のために動いているという現実があります。
勧誘スキルが高くSNS活用も巧みな人
MLMで稼げている人には、共通して高い「勧誘スキル」があります。ただの営業力ではなく、人を惹きつける魅力的な言葉の使い方、人間関係の構築力、断られたときの対応力など、多面的なスキルが求められます。
また、近年はSNSを上手に活用して集客している人も多いです。InstagramやTwitter、LINEなどで「自由なライフスタイル」「理想の働き方」「成功者の日常」をアピールし、それを見た人が興味を持って問い合わせをしてくる、という流れを作っています。直接勧誘ではなく、興味を持たせてから接点を作る方法です。
このような戦略は、マーケティングの知識や継続的な情報発信力が必要です。そのため、ただ「MLMを始めれば稼げる」と思っていた人にとっては、かなりハードルが高い現実です。つまり、稼いでいる人は「稼げる仕組みを自分で構築できる人」であり、誰でも簡単に真似できるわけではないのです。
初期から参加していた先行者
MLMは「最初に入った人が有利」とよく言われますが、それは構造上、事実です。新しいMLMが始まった初期段階で参入すれば、自分の下にどんどん新規参加者がつくため、収入が得やすくなります。
こうした「先行者」は、まだ飽和していない市場で活動できるため、人を紹介しやすく、短期間でネットワークを広げることが可能です。逆に、MLMの存在が広く知られるようになった段階では、すでに多くの人が関与しており、新規参加者を見つけるのが非常に難しくなります。
さらに、MLM企業の中には、あえて「新しいプログラム」と称して再スタートするケースもあります。初期参入者を優遇する制度設計をすることで、また同じような構造を繰り返し、最初に入った人だけが得をするという仕組みになっているのです。つまり、先行者でなければ成功しづらいという現実があるのです。
家族や友人を多く巻き込める人
MLMでは、最初に勧誘しやすいのは「近しい人」、つまり家族や友人です。そのため、人間関係が広い人、親しい友人が多い人ほど、初期段階で成果を出しやすくなります。実際に稼いでいる人の多くは、家族や親友、同級生などをうまく巻き込んでスタートダッシュを決めていることが多いです。
しかし、ここには大きなリスクもあります。もしビジネスがうまくいかなかった場合、人間関係に深い傷を残すことになります。「あの人の言葉を信じて参加したのに失敗した」と責められたり、紹介した側が罪悪感を感じたりすることも珍しくありません。
このように、「人を巻き込める人=稼げる人」である一方で、長く続けられるかどうかは別の問題です。最初はうまくいっても、周囲との関係に疲れたり、責任の重さに耐えられなくなって辞めていく人も多いのが現実です。
それでも辞めていく人が多い理由
MLMで一時的に稼げる人はいても、そのまま続けていける人はごくわずかです。多くの人が数ヶ月から1年以内に辞めてしまいます。その主な理由は、「思ったほど稼げなかった」「精神的につらくなった」「人間関係が壊れた」などが挙げられます。
また、MLMには自己啓発的な要素が強く、セミナーや勉強会などへの参加が頻繁に求められます。最初はモチベーションが上がるかもしれませんが、やがて「洗脳されているような気がする」と感じる人も増えてきます。そして、冷静になったときに「これは自分のやりたいことじゃなかった」と気づき、離れていくのです。
さらに、「辞めたくても言い出せない」という人も多いです。紹介してくれた相手との関係性、すでに投資したお金、抱えた在庫などが心理的なブレーキになります。それでも最終的には「続けても得がない」と判断して辞めていく人がほとんどです。
MLM経験者のリアルな声と失敗談
友人を失った…人間関係の崩壊エピソード
MLMを始めたことで、最も深刻な問題となるのが「人間関係の崩壊」です。特に、友人や恋人、家族をビジネスに巻き込んだ結果、信頼を失って関係が壊れてしまうケースが多く報告されています。
ある人は、親友に「ちょっと話を聞いてほしい」と誘い、MLMの説明をしたところ、それ以来連絡が取れなくなったといいます。また、恋人にビジネスの話を何度もしたことで、最終的には「お金目当ての人に見える」と言われて別れた例もあります。
MLMでは、最初のうちは「自分の夢を応援してほしい」という気持ちで身近な人に話すことが多いですが、相手からすると「ビジネスの道具にされた」と感じることもあるのです。こうした体験は、稼げないこと以上に大きな精神的ダメージを残します。
思ったより稼げない…月数千円の現実
MLMに興味を持つきっかけの多くは、「自由な生活を手に入れたい」「副業で月5万円以上稼ぎたい」といった希望からです。しかし、実際にMLMを始めた人の多くが直面するのは、月に数千円、あるいは収入ゼロの現実です。
たとえば、商品を1つ売って1,000円の報酬が入るとしても、それを月に10個売らなければ1万円にはなりません。しかも、そのためには見込み客を見つけ、商品説明をして、信頼を得て購入してもらう必要があるため、決して簡単ではありません。
さらに、売れなかったときの在庫リスクもあります。売上のために自分で商品を買い、「自己消費」によってポイントを稼ぐ人も多く、それによって「月数万円の商品を買ってるのに、実際の利益はゼロ以下」という本末転倒な状態になることも。
このように、「思ったほど稼げない」という現実に直面し、多くの人が早期にMLMから離れていきます。「成功者の言っていたことと全然違う」と気づいたときには、すでに多くのお金と時間を使っていることも少なくありません。
セミナーや勉強会で時間とお金を浪費
MLMでは、継続的なモチベーション維持と勧誘スキル向上のために、セミナーや勉強会、ミーティングなどへの参加が頻繁に求められます。これらは一部では「学びの場」として有意義とされることもありますが、実際には高額な参加費や移動費、時間の浪費につながることも少なくありません。
たとえば、「成功者の話が聞ける」「稼ぐマインドが身につく」と称して、1回数千円〜数万円の参加費がかかるイベントが毎月のように開催されます。地方在住の場合は、交通費や宿泊費も加わり、月に数万円の支出になることもあります。
そして、セミナーで教えられる内容が「夢を信じよう」「ポジティブになれ」といった精神論に偏っているケースも多く、実際のビジネスに直接つながるスキルが得られないまま終わってしまうことも。結果として、収入は増えないのに、支出ばかりがかさみ「なんのためにやってるんだろう…」と虚しくなる人も多いのです。
商品が売れない、買ってもらえない苦しさ
MLMでの収入の多くは「商品販売」または「新規紹介」によって得られますが、どちらも簡単ではありません。特に「商品が売れない」「買ってもらえない」という問題に直面すると、心が折れてしまう人が続出します。
商品の内容をきちんと理解し、魅力を伝えられたとしても、価格が高かったり、類似品が他にあったりすると、お客様はなかなか購入してくれません。「高い理由は報酬が含まれているから」と気づく人もいて、信頼を失うケースも。
また、商品が消費型(サプリメントや化粧品など)の場合、リピートしてもらえれば継続的な収入になりますが、最初の1回目すら売れないと、そのステージにすら到達できません。無理に勧めると人間関係にヒビが入り、強く言えなければ売れず、自分の中でのジレンマがどんどん大きくなっていきます。
結果として、在庫が溜まり、使いきれない商品に囲まれ、「結局自分で全部買ってた」という状態になる人も少なくありません。
退会後の精神的ダメージと後悔
MLMを辞めた後、多くの人が感じるのは「なぜあんなにのめり込んでしまったのか」という後悔です。最初は小さなきっかけだったのに、いつの間にか時間もお金も、そして人間関係までも失ってしまった…。その喪失感はとても大きなものです。
特に、自分が巻き込んでしまった友人や家族に対して、強い罪悪感を抱く人もいます。「あのとき無理に誘わなければ…」「買わせなければ…」と、自分を責め続けてしまうケースもあります。
また、MLMでは「成功しないのは自分の努力が足りないから」と言われることが多いため、辞めた後でもその言葉が心に残り、自信を失ったまま次のステップに進めない人もいます。まるで「自分がダメだった」ような錯覚に陥るのです。
MLMを経験したことで学べることもある一方、精神的な後遺症が残る人も多く、「二度とネットワークビジネスはやらない」と固く誓う人も珍しくありません。
MLMに関わる前に知っておきたい対処法と選択肢
「楽して稼げる」は存在しないと心得る
MLMに限らず、「楽して稼げる」という話はほとんどが幻想です。確かに、ごく一部の人が成功することはありますが、それは努力や戦略、タイミングが全て揃った結果です。ましてや、「誰でも」「簡単に」「すぐに」稼げるというような話には、必ず裏があります。
この言葉に惹かれる人の多くは、「現状を変えたい」「今の生活に不満がある」といった思いを持っています。そこに漬け込むように、MLMの勧誘は「夢」「自由」「成功」を強くアピールしますが、冷静に考えると、その話が現実的でないことは明らかです。
どんな仕事でも、収入を得るにはスキルや経験、継続的な努力が必要です。MLMに限って、それが不要ということはありません。「楽して稼げる」という言葉には注意し、自分の人生を冷静に判断する目を持つことが大切です。
契約前に確認すべきチェックポイント
もしMLMに関わる話を持ちかけられた場合、以下の点をしっかり確認しましょう。
| 確認項目 | 内容 |
|---|---|
| 商品の実態 | 商品の内容・品質・価格は妥当か?市場と比較したか? |
| 契約内容 | 契約書に不利な条件はないか?クーリングオフ制度があるか? |
| 収益構造 | どこから報酬が発生するか?下位会員の購入依存ではないか? |
| 法的整合性 | 特定商取引法に基づいた運営がされているか? |
| ネット上の評判 | 企業名を検索して悪評・過去のトラブル事例がないか? |
特に、「初期費用が必要」と言われた場合は注意が必要です。そのお金は本当に「投資」なのか、「損失」になるのか、冷静に判断するための材料をしっかり集めましょう。曖昧な説明しかされない場合は、関わらないのが賢明です。
無理な勧誘は断っていい
MLMにおいて最もつらいのが、しつこい勧誘を受けたときです。特に、知人や友人からの勧誘だと、「断ったら気まずい」「嫌われるかも」と感じてしまい、はっきりNOが言えない人も多いでしょう。
でも、忘れてはいけないのは、あなたの人生はあなたのものだということです。どんなに相手が魅力的な話をしても、「今は興味がない」「やる気がない」と思うなら、きっぱり断ってOKです。勧誘してくる側はビジネスの一環として動いているので、断られても意外と気にしません。
断るときのポイントは、感情的にならず、明るくはっきりと伝えること。「今は他のことに集中してるんだ」「ごめん、ビジネスは考えてないんだ」など、自分のスタンスを主張しましょう。それが自分を守る一番の方法です。
稼ぎたいなら他の副業との比較が大事
副収入を得たいと考えるなら、MLMだけでなく、さまざまな選択肢があります。最近では、スマホ1台で始められる副業も増えており、スキルがあれば在宅で仕事を受けることも可能です。
たとえば以下のような副業が注目されています。
| 副業の種類 | 特徴 |
|---|---|
| ブログ・アフィリエイト | 初期費用少・継続性あり |
| Webライター | 始めやすく案件も豊富 |
| プログラミング・デザイン | 高単価・スキル習得が必要 |
| せどり・転売 | 在庫管理が必要だが収益化しやすい |
| ポイ活・アンケート | 小額だが安全に始められる |
MLMは人間関係や初期費用のリスクがある一方で、他の副業はコツコツ積み上げていけば確実にスキルと収入が残るものも多いです。自分に合った副業を探すためにも、いくつか比較してみることをおすすめします。
知識をつけて自分を守る力を養おう
MLMに関する知識を持つことは、自分を守るためにも非常に重要です。「知らなかったから騙された」「勧誘されるまでMLMが何か知らなかった」という声は非常に多いです。逆に、正しい知識があれば、冷静に判断し、無駄な損失を避けることができます。
情報収集の手段としては、ネットの記事やYouTube、SNSなどを活用するほか、消費者庁や国民生活センターの公式サイトも参考になります。また、実際に被害を受けた人の体験談も貴重な学びとなります。
大切なのは、「なんとなく流されないこと」「自分の頭で考えること」です。誰かの話を鵜呑みにせず、情報の裏を取って判断するクセをつければ、MLMだけでなく他の場面でも自分を守ることができます。
まとめ:MLMで失う前に、まず知ってほしい現実
MLMは仕組みそのものが魅力的に見えるビジネスです。「紹介するだけで収入が得られる」「自由な生活が手に入る」といった言葉は、特に今の生活に不満を感じている人にとって、大きな希望に見えるかもしれません。
しかし、実態はそう甘くありません。多くの人が稼げずに辞めていき、中には人間関係を失い、大きな後悔を抱える人もいます。成功しているように見える人たちも、相当な努力と戦略、タイミングの恩恵を受けているだけで、誰もが同じようにうまくいくわけではありません。
重要なのは、「楽して稼げる話にはリスクがある」と知ること、そして「自分の人生を自分でコントロールする意識」を持つことです。MLMに興味がある人も、すでに関わったことがある人も、一度立ち止まって冷静に判断する機会になればと思います。



